僕はためらった様子で聞いてくる優弓の手を強く握りって言った。 「もちろん。月、見るんだろ?早く戻るぞ」 「うん!」 優弓は笑顔で返事をして、僕の手を握り返した。 そして置いてあった茶封筒を片手に、歩いて僕の家に戻った。