君から声がかかる前に

まさかこれだけの事で呼んだんじゃないだろうな。

そう思って一応問いかける。

「ん?これだけだよ?」

うわって思った。

まさかは的中した。

あとでもいいやつじゃん。

優弓の電話出れなかったし、かけ直すついでに家に来るか聞こう。

そう思いながら部屋に戻り、優弓に電話をかけ直した。

あれ、出ない。

まぁかかってきた時から多少の時間は経っているし、仕方ないか……。

また明日にでもかけ直そう。

僕はもう一度空を見上げて、スーパームーンを目に焼き付けて眠りについた。