君から声がかかる前に

二人で歩くと時間の流れはあっという間で、もう住宅街の分かれ道に着いてしまった。

「じゃあね」

「うん、またね」

お互いに手を振って俺は自分の家へ、優弓は僕の家から少し離れた小さい一軒家へと帰っていった。