ツナミの女/80S青春群像『ヒートフルーツ』豪女外伝/津波祥子バージョン編【完結】

その51
砂垣



「私も賛成ね。それも、ここは早急を要すると思う」

真樹子も明確に態度を示したな

「まあ、私もその必要性は十分感じてる。とにかく、この後しっかり意見を集約しようや」

祥子はさすがに南玉のトップだけに慎重に言葉を選んだが…

ふう…、どうやら事実上、骨太の基本指針はこれで決定だな


...



「祥子、その取りまとめ、ひとつ頼む。今後はそっちのイニシアチブでコトは進めてもらわねえといけねえからよ…、このあと吹子さんに基本方針の了解を得たら、俺ら男3人は早速消えるよ。以後、俺らの動きはモリタクからそっちに繋ぐ。今日は夜遅くなって悪いが、このメンツでの初回の打合せやってくれるか?」

「そうっすね…。のんびりしてらんないのは分かったし。でも、積田さん、黒一点になっちゃうなあ…(苦笑)」

「いやあ、そういうの嫌いじゃなから、俺は。ハハハ…」

祥子にそう振られた積田は如才なく流すと…、おお、一同爆笑だわ

まあ、コイツは旧来からバランスとれてるから、墨東内だけでなく、南部らのOB主力ともつつがなく運べるだろう


...



「それと、真樹子…。優子がこの際、一度会いたいと言ってるんだ。出来たら、お前から連絡してくれるとアイツ、喜ぶと思う」

「わかったわ、砂垣さん。優子には私の方から電話するわよ」

俺は真樹子と”久しぶり”に、お互いを笑顔で見合った

よし…、では次に横田競子だな…