で作った俺はガッポリ大儲け。金稼ぐに作ってんの。」

・・・私は黙り込んでしまった。なんだろう。

途中までいい事言ってたと思ったらお金の事しか考えてない様な溢れ出るクズ感ときっしっしという様な悪い顔。

「・・・そのために高尾山山頂まで歩いてきたの?」

「嫌、行きはこれで計算したロープウェイ乗ってたから楽ちんだったよ。」

「なんで!?登山はとっても疲れし迷子になったら怖いけど、頑張った分山頂から見る景色やご飯や風呂は素晴らしいんだよ!」

「えー。悪いけど俺出来るだけ楽して素晴らしい景色見て、そして早く帰って父さんとPCいじって寝たいからさー。

んで、AI売って金稼ぎたい。」

「ものすごいクズじゃないですか!」

「すごく失礼。」

会話してるうちに自然と怖さは無くなっていた。