私がどんどん赤くなりながら俯いていくと、紺くんは優しく笑って

「大丈夫。全部受け入れるから。これからも幸せ、いっぱい作ろう?」

その恥ずかしくても、嬉しそうな言葉に私はまた嬉しくなって笑顔になって応えた。

「はい!これからもいっぱい作りましょう!」

紺くんが赤い顔して笑いながら手を差し出してきた。

私は絶対同じくらい赤い顔して友達みんなが待つホテルへ、

これからの未来へ向かって歩き出した!

「・・・あの?紺くん?手握りすぎでは?」

「あ、ダメだった?子どもの頃は平気だったのに?」