勉強は恋のキューピッド。

食堂に着いた。


ここの学園の食堂は広い。100人は余裕で入れそう。


「夜咲は、っと。あ、いた」


私はバレない距離でこっそり夜咲を覗いた。


もう食べ終わってる! 近くには、二人男がいる。
 
 
確か、バスケ部の部長の“前田(まえだ)”と、柔道部の部長の“富田(とみだ)”だったはず。


夜咲と何をしてんだろう。


ていうか、夜咲。


食べ終わったのにどうして部屋に来ないの?


そんなに私が嫌いなの?


私のことも気にしてよ……。

 




ポロン。


突然、涙が出て来た。





涙が出て来る。どんどん、どんどん、止まらない。


「うぅっ……。何で、悲しくなるの?」


もう“夜咲彼方”って、よく分からない。


私を怒らせたり、泣かせたり。


もういいや、帰ろ。