「未来!大好きだ!これからもよろしくな!勉強教えてくれて、ありがとう!」


そんな嬉しい事を彼方に言われた。


私の『まさか』は当たった。


告白されたぁ!!彼方に!


返事しなきゃ、ダメだよね?!


「付き合おう! これからも、一緒に頑張ろう! 勉強も! テストの結果、見直そう! 彼方のこと、すっごく好きー!」


「どうしよう! 付き合っていいの、完璧美人(パーフェクトビューティー)の未来様と!」


何なの、パーフェクトビューティーって! 全然パーフェクトビューティーじゃないんですけど!?


「いいに決まってますけどっっ?! 後、パーフェクトビューティーじゃないんですけど?!」


彼方なに勘違いしてるの。


そして、なぜか私は顔が赤くなった。


これは、彼方のことが好きだから、なのかな?



「「あのっ!!!」」




私と彼方は同時に言った。



しばらく私達はお互いを見つめた。


そしてプッと吹き出して笑った。


何がおかしいのかなんて分からない。


でも。


彼方と勉強のおかげで、勉強が、彼方が、より大好きになった。






「ねぇ彼方」


「ん?何、未来?」


「勉強の事,どう思ってる?」


「うーんやっぱり」









「「恋のキューピッドって、思ってるかな!」」



【おわり】