「啓吾くん、今日は…」

「今日は咲和ちゃんと」

今度は別の女の子。


「で、でも」

「別に良くない? 俺が誰と遊ぼうと勝手でしょ」


止める理由もなく、また私は啓吾くんたちを見送ることしかできない。


レクでちょっと仲良くなったばかりなのに。

どうにかしないと…。

他のペアは順調に仲良くなっているけれど、私たちといったらまともな会話を交わしていない。



よし、もういっそ、啓吾くんのタイプの女の子になってみよう!

部屋に戻って、実家から持ってきたワンピースのルームウェアに着替える。

肩までのセミロングは、みつあみおさげに。

うん、準備万端!