御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。

「お母さん!?なんでここに」


「今の話聞いたわよっ!いいよいいよ凪くん!妃奈と同居!」


「え?え?」


「ありがとうございます!」


凪くんは目を輝かせてお辞儀なんかしちゃうし……


「いえいえ!凪くん、妃奈のことお嫁に貰ってくれるんでしょう?だから全然大丈夫!」


「待ってお母さん!私に拒否権とかないの?」


話が勝手に進みすぎてるよ!と、怒ると、凪くんは悲しそうに、私にだけ見える子犬の耳をたれさせた。


そう、凪くんわんちゃんみたいなんだもん。


「妃奈は俺じゃ嫌?」


うっ、可愛いっ、凪くんが可愛すぎるっ!


「いや、っていうか、、なんていうか、」


「嫌じゃないなら決まりね。俺の家で暮らそう」


え、凪くんの家で暮らす…?


「待って、凪くんのお母さんたちはっ」