「どうしたの?」


と首を傾げると、光莉は怪訝な顔をして、鋭く目をとがらせた。


「妃奈と………同じなんだね…?」


「うん!」


私の1番好きな食べ物はショートケーキ。


でもまさか凪くんも同じなんて!



でも、昔の凪くんの誕生日会の時は……凪くんの分のショートケーキを確か私に全部くれてたような……



『俺………ショートケーキ苦手なんだ』



………この記憶はなんだろう……



まぁ、きっと!大きくなって好みも変わったんだよね!


「……ショートケーキが好きなわけじゃないな……それ…」


「ん?何か言った?」


「ううん、なにも!じゃあ、とりあえず考えよっか」


「うん!」


当日は、バルーンとかとかでたくさん部屋を飾りたい。


そして、凪くんの好きなことをなんでもしてあげたいな。


夜は凪くんの食べたい物を作って、その最後はショートケーキにする。