御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。

「よろしくねっ、凪くん!」


「……あー、なにそれ。今まで、 他の男にもそういう笑顔振りまいてきたの?」


「へ?」


「可愛すぎだから。やめて?」


うん??よく分からないけど、とりあえず頷いてみる。


「はい、それも可愛い」


可愛い…可愛い………あ、分かった!!


凪くん、私の事ペットだと思ってるんだ!!うんうん、きっとそうだよ!


それで可愛い?みたいな、愛らしい?みたいな、自分で言うの恥ずかしいけど…


「ありがとうっ、凪くん」


「…そろそろ妃奈に殺される、やっぱりダメだ、あと9ヶ月も耐えられる気がしない…」


「うん?」


「ごめん、俺帰る」


えー凪くんもう帰っちゃうんだ………


久しぶりの再会だったのに……


「待ってっ凪くん!」


うちの隣に立つお家に戻っていく凪くんを呼び止める。