御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。

「花乃さん」


「私………怒ってないと言いたかった」


「は?」


「でも、やっぱりちょっとだけ怒ってます」


花乃さんは眉毛をひそめ、真っ直ぐ黒目に私を映す。


「怪我は……花乃さんが指示したとしても、実際にしたのは他の人なので…怒ってません。だけど……手紙は花乃さんですよね、?」


「……そうよ、」


彼女が否定することなく、正直に答えてくれただけで、なんだか嬉しい気持ちになる。


でも、はっきりと彼女に伝えるために…私は言葉を続けた。


「私、傷つきました。だから…怒ってるんです」


「…それがなによ」


「言葉は……人を傷つけます。だからもうそんなことはしないと…約束してくれませんか?」


どうかこの気持ちが花乃さんに伝わって欲しい。そう願いを込めて私は、


「お願いします」


と花乃さんの手を握った。