御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。

女の子たちが怖くて、とかじゃなく自分が情けないのが悔しくて零れた涙。


それをハンカチで拭っていると、私の鼓膜を聞きなれた声が揺らした。



「妃奈!!」



舜…くん…?


なんで…


バチッと目が合う。


彼の視線が私の頬に移る。


「女子に呼び出されて戻ってこないと思ったら…何された!?」


自分で確認できてないから分からないけど、私の傷、そんなに酷い……??


舜くんが血相を変えるほど…?


「舜くん……あの…」


『気にしないで』


そう言いたいのに言葉がつまる。


喉が勝手に閉じてしまう。


「……東雲が休みだったからかよ……」


私に言うのではなく、独り言のように呟いた舜くん。


その顔は、何故か罪悪感で埋まっていて、今にも泣き出してしまうのではないかと心配になるほど苦しそう。


「痛かったよな…」


「え?」