光莉と舜くんに『今日は一緒に食べられない』と謝ってから、私は廊下へ出る。
凪くんに何か言われる前に、私からすぐ謝ろう。
そう決めて歩いていれば、どんどん人の声が聞こえなくなってきて、なんでだろうと顔を上げる。
ここ、裏庭…?
凪くんのことしか考えていなかったせいか、自分が既に裏庭にいたことに気づかなかった。
じゃあベンチって……
ふと左側を見てみれば、ベンチに凪くんが座っていた。
まだ私には気づいていない様子。
「…あっ、凪くん!」
「妃奈」
私の姿を見つけて、立ち上がった凪くんの元に駆け寄っていく。
「あの、、、ごめんなさいっ!!」
全力で頭を下げる。
「私いろいろ勝手で、凪くんを傷つけちゃって」
あぁ、、ちゃんと言葉を考えていたのに、それが何も浮かばない。
失敗しちゃった……
「妃奈、頭なんて下げないで」



