「うちと24時間ずーっといっしょにいたいから? みんなにうちらのラブラブを自慢したいから? ――ちがうよね? だって……あのときのカジカジ、うちのこと全然見てなかった」
あゆあゆに悲しげな表情でじっと見つめられ、俺はハッとした。
――ああ、そっか。
俺、なにやってたんだろ。
俺、自分のことしか考えてなかった。
父さんから自由になることしか考えてなかった。
そんな自分勝手な思考を、全部あゆあゆに見透かされていたんだな。
「……そうだね。あゆあゆの言う通りだ」
やっとあゆあゆが怒ってた本当の理由がわかったような気がするよ。
俺が今考えなくちゃいけないのは、目先の自由なんかじゃなくて、その先の未来だ。
自由になった先で、俺はどんな未来を望むのか――。
あゆあゆに悲しげな表情でじっと見つめられ、俺はハッとした。
――ああ、そっか。
俺、なにやってたんだろ。
俺、自分のことしか考えてなかった。
父さんから自由になることしか考えてなかった。
そんな自分勝手な思考を、全部あゆあゆに見透かされていたんだな。
「……そうだね。あゆあゆの言う通りだ」
やっとあゆあゆが怒ってた本当の理由がわかったような気がするよ。
俺が今考えなくちゃいけないのは、目先の自由なんかじゃなくて、その先の未来だ。
自由になった先で、俺はどんな未来を望むのか――。



