夜20時
お風呂を済ませて部屋で課題を広げて日向を待つ。

ノックされて扉が開く

「ごめん美月待った?ちょっと遅くなった」

『んーん全然!部活おつかれ』

「ありがと。さてやるか!」

日向も向かい合うように座り、課題を広げる

「ちょっと自分でやってみた?」

『ううん。全然わかんないし見ただけで吐き気するもん』

「これからもっと難しくなるけど大丈夫か?」

と呆れたように笑う日向

『大丈夫だよ!私には日向がいるもん』

「はは じゃあさ、もし俺に彼女出来たらこうやって美月と2人で勉強して教えるなんてできなくなるんだよ?そしたらどうする?」

『日向に彼女…?』

「うん。」

『え、好きな人いるの?』

「それはどうかな」

『…やだっ!日向に彼女ができるなんてやだ!一緒にいれなくなるなんて無理だもん!』

「…美月さ、なんでそう思うの?」

『なんで…?』

「ごめん意地悪言ったね、勉強しよっか」

『うん…』

その後勉強教えてもらったけど全然頭に入ってこなかった。

こうやって日向のそばにいるのは私だけがいいって自分が思ってることに気づいた。これって私は日向が好きってこと?