柊哉くんは内緒にしたい。

「うぅ…きっとみんな見にくるよ、恥ずかしい…!」

「まーまー、鳴っちゃったものはしょうがないよ巡ちゃん。よいしょ」


ドサッ。


「!?」


柊哉くんが体勢を変えて、私をベッドに押し倒した。


「……せっかくだから、もっと警報鳴っちゃうようなことしておこう?」


私を見下ろすのは、爽やかというより、ちょっと危ない笑顔。

警報は鳴り続けていて、私の顔はどんどん熱くなっていく。


「な!?ま、待って、もうすぐ人がきちゃうよ!?」

「うん、だから急ごう」


柊哉くんが声を出そうとした私の唇を親指で撫でた。


「大丈夫」



……どうやら柊哉くんには、



「俺たちだけの内緒だよ」



まだまだ内緒があるみたいです。










fin.