柊哉くんは内緒にしたい。

心臓がすごいことになったのも束の間、私は柊哉くんに抱きしめられるようにしてベッドに引き込まれた。

「え、わ、?ま、しゅ、柊哉く、ちょっ」

「一緒に寝よ…?」

「だっ、だめだよ柊哉くん…!!」


もはやドンドコドンドコお祭り騒ぎの心臓を抱えて、懸命に柊哉くんの胸を押す。

聞こえてきたのは柊哉くんの健やかな寝息。


「あれ…?寝…!?柊哉く…っ」





ッビーーーーーー!!



「「!!」」



大きな警報が鳴り響いた。

流石に柊哉くんも覚醒して目を見開く。


「あー……やっべ」


柊哉くんが小さくボヤいた。

生徒達の騒然とする声が廊下から聞こえてくる。

生徒たちが間違いを起こさないように設置されたAI監視型のシステムが作動したようだ。


「もぉ、柊哉くん〜〜〜!!」


私は涙目で柊哉くんの胸を叩く。


「はは、ごめん」


その笑顔はいつも通りの爽やかすぎる柊哉くん。まるで反省してない。前髪の寝癖があざとい。