私、白嘉茂 巡が通う私立七海学園高校はちょっと変わった学校です。
どう変わってるのかと言うと。
まず、生徒たちはマッチングシステムで選ばれた異性のパートナーと同居を始めます。
…そうですよね、導入からすでに変わってますよね。
でも話はここからです。
カップルになった生徒たちは卒業後に一組だけ選ばれる『金の夫婦の卵』を目指して競い合っていき、晴れてその一組になったカップルはなんと…
世界的大IT企業セブン・オーシャンの社長に就任し、なんとなんと、卒業と同時に、入籍、することに、なっているのです…!!
……ね?とんでもないでしょう?
そんな学校に、男の人が苦手な私が入ってしまったのには理由があって。
きっかけは過保護な両親が持ってきたパンフレット。
「この学校なら変な虫が付くよりよっぽど信頼できるし早く孫が見れそう」
これまたとんでもない理由でした。
もちろん私には拒否権があって、でもそうしなかったのは、ずっと女学校育ちだった私がどうしようもなくときめいてしまったから。
『運命の人に会える』
男の人が苦手なくせに、いつか素敵な王子さまと出会って結婚することが夢だった私は、胸が躍動するままに七海学園を受験しました。
そして、この春。
緊張と不安と、少しの期待に胸を膨らませて潜り抜けた七海学園の門。
そこで私は、本当に出会ってしまったのです。
人生を変える、『運命の人』と。
どう変わってるのかと言うと。
まず、生徒たちはマッチングシステムで選ばれた異性のパートナーと同居を始めます。
…そうですよね、導入からすでに変わってますよね。
でも話はここからです。
カップルになった生徒たちは卒業後に一組だけ選ばれる『金の夫婦の卵』を目指して競い合っていき、晴れてその一組になったカップルはなんと…
世界的大IT企業セブン・オーシャンの社長に就任し、なんとなんと、卒業と同時に、入籍、することに、なっているのです…!!
……ね?とんでもないでしょう?
そんな学校に、男の人が苦手な私が入ってしまったのには理由があって。
きっかけは過保護な両親が持ってきたパンフレット。
「この学校なら変な虫が付くよりよっぽど信頼できるし早く孫が見れそう」
これまたとんでもない理由でした。
もちろん私には拒否権があって、でもそうしなかったのは、ずっと女学校育ちだった私がどうしようもなくときめいてしまったから。
『運命の人に会える』
男の人が苦手なくせに、いつか素敵な王子さまと出会って結婚することが夢だった私は、胸が躍動するままに七海学園を受験しました。
そして、この春。
緊張と不安と、少しの期待に胸を膨らませて潜り抜けた七海学園の門。
そこで私は、本当に出会ってしまったのです。
人生を変える、『運命の人』と。