生涯好きな人

次の日も紺くんは学校を休んだ。
今日は休まずに、1人で学校に行った。
「初おはよう。どうしたの?」
伸太郎くんがめーさんと手を繋いで声をかけてくれた。
「なんでもないですよ!ご心配ありがとうございます!」
付き合いたての2人にはこんなこと相談できない。
やっと恋人同士になった2人に、紺くんが冷たいなんて言えるわけない。
「あれ、ヘラヘラ今日も休み?」
「まだ体調、治らないみたいで……」
一応と朝顔を見に行ったけど、扉を開けてくれず、今日は学校に行けと強く言われただけだった。
「そっか、初も寂しいな」
紺くんの席に座っためーさんは私と目を合わせて言った。
「はい、寂しいです」
口からこぼれた弱音は、紺くんが学校を休んで寂しいというのもあるけど、紺くんが離れていってしまいそうで怖くて寂しい。
今頃紺くん、誰を想っているんだろう。
「ヘラヘラ、早く戻ってくるといいな」
「はい」
そう答える私は、笑えていたのかな。