…………ふっ、俺の事が好きねぇ。二年の期間、俺は頑張ったなぁ。ここから残りの一年間、こいつが俺に声をかけ、俺のために時間を使い、俺の事しか考えないだろう。 こいつは俺のモノ、この一年は、俺のために頑張ってもらおうか。 「先生? なんで笑っているんですか?」 「……――いや、なんでもねぇよ」 こいつから俺の方に向かって来てんだから、仕方がないよな。これは、合意の関係だ。たとえ、周りが認めなくても。 禁断の恋と言われていようと、こいつは、俺から離れない――離さない。