君と、世界一の結婚を。

「…うん、話してくれてありがとうね…まずは、一つ、いいかな?」

「…うん」

その言葉を聞くのは怖かった

でも、夕希が発したのは、意外な言葉だった

「咲花は出来損ないなんかじゃないよ。咲花はかっこよくて、可愛いくて…僕の、好きな人だよ」

「っ!?」

顔をあげる

…なんで、そんなこと……。

「咲花が、今までどんな環境にいて、どんな言葉を言われて育ったのかわからない…でも咲花はかっこいいよ。僕のこと、守ってくれたじゃん。新歓のとき、不器用って言いながら僕のために作ってくれたじゃん!10個も!…僕なら、諦めるけどね」

「でも、それは、夕希にひどいこと言ったのは私だし、うさぎだって、夕希に教えてもらってやっと完成したし…」

「それでも、僕は本当に嬉しかった…ずっと、咲花みたいな、かっこよくて、努力家で…そんな人に、逢いたかった。…今回だって」

夕希は私の目尻に溜まった涙を拭いながら言った

「テスト前日の夜、徹夜してたでしょ?まだ疲れが残ってるよ」