「司なんて嫌い!」

私は頬を膨らまして、クリスマスの学校の日の街中を自転車を押して、人通りの中、歩いた。

すると、道路を挟んで向こうに司が見えた。同級生の子8人くらいでカラオケに入って行った。

そんな様子を見て、私は涙がなぜか流れた。

「え、えぇ、ど、して。ぅ、っもう、どうして泣くのよー!」

私はそんな自分に苛立った。