「明日、宿題テストだね」


私の言葉に二人は、頭が取れるんじゃないかと思うほど勢いよく顔を向けてきた。


「そうだよ!ヤバい、全然勉強してない」


「そういう奴に限って隠れて勉強して『まあまあだったかな』って答案見せびらかすんだって」


「そりゃするわよ、一応。だけど自信がないってこと」


頬杖をつき、唇を尖らせるカナちゃん。


「……少なくとも赤点は回避できるはず」


「赤点取ったら部活禁止とかあるの?」


頭を抱える真鍋くんに聞いてみる。