私だけに甘いあなたと恋をする

「ってゆーか、その前に全部見たし」


……そうでした…。


お風呂で倒れたから全部やってもらったのに、夜のことでいっぱいいっぱいになって忘れてた。


「それに好きだから全部見たい」


響の言葉に顔が熱くなる。


ずるいよ…。


「ダメ?」


うーっ…。


「ダメ…じゃ……ない…」


油の切れた機械みたいに少しずつ顔を動かせば、フッと微笑む響と目が合った。


「まゆり」


徐々に近づいてくる。

名前を呼ばれるだけでキュッと胸が締め付けられて。

お互いの指を絡めて何度もキスをすればもう響のペースから逃げられない。


「ごちそうさま」


噛み跡がしばらく全身に残った。