私だけに甘いあなたと恋をする

え――っ…。

ちょっと待って。

色々すっ飛ばしすぎじゃない?


口元までお湯に浸かる。

部屋付きの露天風呂は思ったよりも狭くて、家のバスタブを少し大きくしたみたいな感じ。

一人で入る分には充分すぎるけど、二人で並んだらくっつかないと入れなさそう。


こっ、…心の準備がっ……。


「まゆり、入るよ」


声を掛けられ思わず背筋が伸びた。

バスタオルを巻きつけた状態とはいえ、ほぼ素肌を晒してる状態で。

隣に同じようにバスタオルだけの響が立ってると思うと、顔を向けることができなかった。