私だけに甘いあなたと恋をする

「ここで襲っちゃってもい?」


肩越しに目が合う。


……すっごい笑顔。


冗談だとは思うけど冗談に聞こえない。


「――っ…」


返事もしてないのに、首筋にチクチクと歯が当たって。

普段は琥珀(こはく)色の瞳が金色に変わってる。


吸血鬼の響だ…。


人間の響も吸血鬼の響も基本的にはあまり変わらないんだけど。

吸血鬼の響は少し意地悪で、ちょっぴり……エッチ…なんだよね…。


「はぁっ…」


「んっ…」


響が吐き出したため息がうなじにかかり、ぞわっとして思わず響の服を両手で握り締めた。