私だけに甘いあなたと恋をする

「ふふっ、顔真っ赤。薄暗いのにハッキリ分かる」


楽しそうに笑いながら、人差し指の側面で私の頬を撫でる。


「だって響が…」


「何?」


こてんと首を傾げた。

意地悪そうに笑うその表情に胸の奥がキューッと締め付けられて。


「…響のバカ……」


そうとしか言えなかった。


「照れてるまゆりも可愛いね」


耳元で囁かれ体がビクリと震える。


「…人に見られるよ…」


三連休の割に館内は空いてるといえ、誰も居ないわけじゃない。


「見られたら困る?」


……響が意地悪だ…。