私だけに甘いあなたと恋をする

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「ねぇ、響見て!」


「はいはい。今運転中だからあんまりよそ見できないって」


楽しそうに笑う響の手が伸びてきて。

窓の外を指差す私の頭を優しく撫でる。

中間テストも終わって三連休の初日。

楽しみで前の日はよく眠れなかった。

だけど、寝不足なんて全然感じないぐらい朝から気持ちが(たかぶ)ってる。


「晴れて良かったね」


「雨予報だったからどうなるかと思ったけど。まゆりの日頃の行いがいいのかな」


「えへへ、だって勉強頑張ったもん」


苦手な理数系も響にアドバイスをもらいながら勉強したおかげで、今回の成績は前よりちょっと上がったんだ。