私だけに甘いあなたと恋をする

響にとって必要なことだから我慢できるけど、全身の毛穴が開くかと思うほど一瞬の衝撃が大きくて。

ブチッて音と共に噛まれたところがジンジンして。

しばらくビリビリした痛みが続く。

でも――…。


「まゆり」


何度も名前を囁かれるたび、響から必要とされてる実感に包まれて胸がいっぱいになる。


「――っ、…ん」


可愛(かわい)…」


「ひゃっ」


「愛してるよ」


耳元にかかる熱い吐息と舌。

そして甘い言葉。

幸せ過ぎるぐらい幸せで。


「私も」


この時間が永遠に続けばいいと心の底から願った。