私だけに甘いあなたと恋をする

普段忙しそうな響と二人でゆっくりできるなんて信じられない。


「あ…でも、お金…」


お小遣いじゃ足りないよね。


「俺が誘ってるんだし、そんなの気にしないで」


「ん…ありがと」


せっかく響が誘ってくれてるんだし、あれこれ言ったら失礼だよね。


お礼を言うと、にっこり微笑んだ響の顔が近付いてきた。

目を閉じた瞬間重なる唇。

何回キスしても慣れなくて。

響の服を両手でギュッと握り締めたら、その上から大きな手が私の手を包んでくれる。


「――っ、ふ…」


「まゆり」


「ん、――っ」


キス以上に慣れないのが血を吸われること。