私だけに甘いあなたと恋をする

「え?そりゃ嬉しいよ」


「ふーん」


廊下の端に追い詰められて、壁との間に挟まれる。


「きょっ…、響?」


「まゆりの口から他の男の名前聞くの嫌なんだけど」


腕の両側に手をつくから、身動きが取れない。


「えっ…、え?」


『他の男』?


「だって真鍋く――…んっ」


突然塞がれる唇。


「…っ、んんっ」


響の舌が執拗(しつよう)に追いかけてきて。


「――っ、はっ…」


唇が離れた時には息が上がってしまった。


「俺もまゆりと一緒に高校生活送りたかったな」


響が私のおでこにおでこをくっつけてくる。

その反動で後頭部を壁にぶつけた。