私だけに甘いあなたと恋をする

眠たくなる時間だけど、響の姿が見られるから頑張れる。


「三輪さん、ノート取りに来てって言われてたじゃない」


「う…、うん…」


確かに、朝のホームルームが終わった時響が教室に来て『昼休み、準備室にノート取りに来て』って言ってたけど…。


「私も一緒に取りに行っていい?」


「え…」


「だって、ほら。全員分のノートって重いでしょ?一緒に運んだら早く終わるし」


『ね?』


そう言って笑顔で首を傾ける。

響のことが好きだという麻田さん。


私の本音は――…。


「…ん、分かった」


私に何か言える権利なんてない。


気持ちに(ふた)をして微笑み返した。