私だけに甘いあなたと恋をする

「はい、じゃあ三位の発表!第三位は――」


しんとなる運動場。

さっきまでの賑やかが嘘みたい。


「六組っ!!!」


『やったー』とか『えー』とか。

悲喜こもごもの声が上がる。


一位じゃないもんね。

焼肉食べ放題が目当てなら、クラスを呼ばれた時点でおしまいだもん。


「はい、残念賞六組――っ。六組には先生達からお菓子の詰め合わせセットー!!」


「「「いぇ――いっ!!」」」


落胆が広がった六組の声が途端に歓声に変わった。


「へぇー。何かもらえるんだ」


「いいなぁ…」


ざわざわする生徒達。


そりゃ、一位以外何もないと思ってたらそうなるよね。