私だけに甘いあなたと恋をする

「えっ!」


「すごいっ!」


研修棟の方からやって来た真鍋くんの頭には鉢巻きが残ってて。


「捕まらなかったの?」


「んー、何とか途中で振り切った」


「すごいじゃん!ホント、お疲れー」


カナちゃんが手を高く挙げるとハイタッチで応える真鍋くん。


いいなぁー、この『青春』って感じ。


「でも残り人数でいけば先生チームがダントツだったけどな」


先生チーム…。


『できる限り全滅させようと思ってるから』


響の言葉がよみがえる。


うーん…。

響、本気だったんだ…。