私だけに甘いあなたと恋をする

※※※



チャイムが鳴って、皆が運動場に集まる。


「まゆちゃーん!」


手を振ってくれたカナちゃんの元へ近付いていくと、頭には鉢巻きが残っていた。


「すごーい!逃げ切れたんだね!」


「んーん、違うのっ!」


興奮した声で私の両肩を掴むカナちゃん。


「運動場に着いたらね。七組の鬼に見つかったんだけど、真鍋が引き付けてくれたからその間に隠れることができて、何とか最後まで見つからなかったよ!」


「そうなんだ。で、真鍋くんは……」


もしかして取られちゃったのかなぁー。


続々と集まってくる人。


「あ!」


その中に真鍋くんの姿を見つけた。