私だけに甘いあなたと恋をする

「ちゃんと逃げなよ」


「うん!真鍋くんとカナちゃんも頑張って!」


「ごめんね、まゆちゃん」


両手を合わせて申し訳なさそうにする。


「謝んなら来んなって」


「違っ、そーゆー意味じゃないしっ!」


「まぁまぁ…、ここで騒いでたら鬼に見つかっちゃうし。ね?」


首を傾げたら、真鍋くんが唇を尖らせた。


「足引っ張んなよ」


「当たり前でしょ!じゃあまゆちゃん、行ってくるね!」


「うん、行ってらっしゃい」


背中を向けて走り出す二人を見送る。


よし!

いい仕事した!


達成感でいっぱい。


……さて、と。

私は終了のチャイムが鳴るまでどこかに隠れとこう。