私だけに甘いあなたと恋をする

「知ってる。お前、三輪さんとセットだし」


「はぁっ?セットは分かるけど省略すんな!」


「はいはい」


二人のやり取りを黙って聞いてると。


「あっちの方に五組と八組の鬼が居たから。他の階は知らないけど」


私達が向かおうとしていた方を指差して教えてくれる真鍋くん。


「真鍋はどこ行くの?」


「俺は運動場」


「えっ!運動場って何もないからすぐに見つかるよ?」


「何人残ってるか見に行ってくる」


制限時間は一時間。

あちこち逃げ回ってるからか、始まってもう半分以上時間が経ってる。

ここまで残れるとは思ってなかったけど、どうせなら最後まで逃げ切りたい。