私だけに甘いあなたと恋をする

皆、ちゃんと聞いてくれてるんだ…。


そう思うと、もっとちゃんと喋らなきゃっていう思いが強くなる。


「――説明は以上です」


よし、言えた。


今回は前と違って言った内容も覚えてる。

皆が見てる中で喋ることはすごく勇気が要るけど、できるようになれば人前で話すのも楽になりそう。


「はい、ありがとう」


お辞儀をして、先生が差し出した手にマイクを乗せた。


「さぁーっ、皆ルールは分かったか?」


バラバラと聞こえる皆の返事。


「実はここでお知らせがあります」


ううんと咳払いする学年主任の先生。

ざわざわと賑やかになる。