響ちゃんが待っててくれるんだ、頑張らないと!


こうして響ちゃん指導の下、受験勉強に力を入れる毎日。

一緒に居てもあの時のような甘い雰囲気にはならなくて。

それでも、待っていてくれる響ちゃんのためにも頑張ろうと奮闘し、合格発表の日───。


「三二四…三二四…」


『三二〇』『三二三』と続き、その下に『三二四』の文字。


「やっ…やったぁー!受かった!」


嬉しくてその場で小さくジャンプした。


『受かったよ!』


涙を流して喜んでいる女の子のスタンプと一緒に響ちゃんにメッセージを送ると、すぐに既読になる。