「上村先生が決めてくれたんでしょ。先生のお(すみ)付きなんだから頑張ってよ」


「……うん」


響ちゃんが指名してくれたから頑張るけど、私に務まるかな…。


「私もお手伝いしたいんだけど…いい?」


「え?何を?」


「学級委員の…お仕事…」




どういうこと?


「あの…ね……。実は……」


両手で自分の鼻と口を隠す麻田さん。

心なしか顔が赤く感じる。


「……私…上村先生…好きなの…」


「えっ!」


突然の告白に頭が真っ白になった。