私だけに甘いあなたと恋をする

「自己紹介、して下さい」


「あ……、はい…。三輪、まゆり…です。委員会もそうですが、一年間よろしくお願いします」


ゆっくり立ち上がって挨拶とお辞儀をし、急いで椅子に座った。


「こちらこそ、よろしくお願いします。じゃ、次……。森くん」


「えーっ。昨日も自己紹介したのに、またやんの?マジ面倒なんすけど…」


もう本当……この人、何でこんなに場の空気を悪くするの得意なんだろ…。


しんとする教室。


「真面目にする気がないなら来なけりゃいいじゃない」


そこに響く麻田さんの声。


「は?」


「あなたのせいでいちいち迷惑なんだけど」


火に油を注ぐ麻田さん。