私だけに甘いあなたと恋をする

さすが響ちゃん。

笑顔はなくても女の子達を瞬殺できるなんて。

自分のことみたいに誇らしいけど。

もし響ちゃんに言い寄ってくる女の子が居たら?

その子がめちゃくちゃ可愛かったり綺麗だったりしたら?

響ちゃんの望むこと嫌がらずに受け入れる子だったら?

私、絶対捨てられちゃう…。


…そんなの…やだ…。


「――…輪さん」


前から伸びてきた人差し指が私の机を叩く。

その音にハッとして顔を上げると、真鍋くんと目が合った。

(あご)で指し示す方を向いたら、今度は響ちゃんと目が合う。


「授業中。ボーッとしない」


「……すみません…」


皆からの視線も痛い。