私だけに甘いあなたと恋をする

「実はさ、昨日の夜偶然会ったんだ」


「えっ!すごい!」


そっか。

同中だったら会う可能性あるんだ。


「向こうは部活帰りであたしは買い物帰り。お母さんに頼まれてたやつなんだけどこれが結構重くてね。あたし自分の自転車ないから歩いてたら、あいつ重たそうな鞄持ってるのに黙ったまま手に持った買い物袋引ったくってさ」


保健室まで私を連れて行ってくれた真鍋くんの姿に重なる。


「で、家まで持ってくれたの」


「優しいんだね」


「ん…。嬉しかった」


頬を染めてはにかむカナちゃん。

こうやって恋バナ聞くの、楽しいな。