私だけに甘いあなたと恋をする

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お昼休み。

カナちゃんと一緒に広い中庭でランチ。

周りを見回せば各階ガラス張りの廊下や渡り廊下が見える。

ここでは吹奏楽部が練習したり、たまに演奏を披露してくれるらしい。

その時は、窓という窓から皆が中庭を見下ろすんだとか。


「まゆちゃん」


「なぁに?」


「まゆちゃん、森くん怖くないの?」


教室だとすぐ近くに本人が居るから聞けないだろう質問。


「んー、迫力あるもんね。でも……口は悪いけど怖くないよ」


私も最初はめちゃくちゃ怖く感じたけど、正論で立ち向かえばちゃんとやり取りできるし。

これで真面目にしてくれたら楽なんだけどなぁー。