私だけに甘いあなたと恋をする

「で、実際どう?森くん」


「え…」


「まゆちゃん、森くんと一緒に学級委員なったでしょ。ちゃんと仕事してくれそう?」


「あはは…」


ちゃんと…。


カナちゃんの言葉に乾いた笑いがこみ上げる。


ちゃんと…してくれるのかな…。


「人の居ないとこで勝手なこと言ってんじゃねーよ」


ビクッと体を(すく)ませるカナちゃん。

顔を上げると、肩に鞄を引っ掛けた森くんが私達を見下ろしていた。


「森くん…」


「高校生にもなってガキみてーなことすんな」


冷たい視線に吐き捨てるような言い方。

言われたカナちゃんは下を向いて縮こまっている。