私だけに甘いあなたと恋をする

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『今日の夜話があるから』


家を出る前、お母さんが思い詰めた表情でそう言ってきた。


……何だろ…。


身に覚えがないから、何を言われるのかさっぱり検討もつかない。

だけど考えても仕方ないから、実際に話をするまで考えないことにした。

教室に入ると、すでに登校してる子達が私の方を見て何かこそこそ話をしている。


えーっ…。

こっちも?


何かした記憶もないから考えても分からない。


「まゆちゃん、おはよー」


「あ、カナちゃんおはよ」


席の近くまで行くとカナちゃんが声を掛けてくれる。


良かった。

カナちゃんは普通だ。