私だけに甘いあなたと恋をする

「最初はグー!じゃんけん!」


皆が一斉に手を出す。

ズラリと並んだ手を見ると、グーを出した私以外皆パー。


「……嘘っ…」


「こんだけ居てて一人負けとか…。まゆりある意味持ってるよな」


ひどい…。

何でそんなに楽しそうなの…。


「可哀相だから俺も一緒にやってやるよ」


「えっ!」


できれば森くん以外でお願いしたいんだけど…。


「何だよ。立候補もありだろ」


周りを見れば皆、安心しきった顔。


う……。


「何?もう決まった?」


私達の輪の中に顔を突っ込んでくる響ちゃん。


「代表の人」


響ちゃんの声に、そーっと手を挙げる。