私だけに甘いあなたと恋をする

「どんだけボーッとしてんだよ。俺が喋ってたの聞こえなかったのか?」


森くんにダメ出しされちゃった…。


「……ごめんなさい…」


「…しょーがねーなぁー。ま、人間そんな時もあるだろ」


右手で頬杖をついて私の顔を覗き込むと、ポンと頭に左手を乗せられ撫でられる。


「ちょっ…」


やだ、やっぱり森くん距離感おかしい。


「一年三組の二人。やる気がないなら出ていきなさい」


ピッと背筋が伸びる。

冷たい声。

昨日のあれから響ちゃんとは顔を合わせてない。


「……別に何もしてねーじゃん。それよりさっさと先進めろよ」


「ちょっと、森くん!」


響ちゃんに喧嘩売らないで!